ハナプロのこどもたち

数年前から見かける近所の野良猫で、我が家の５匹の保護猫が室内でくつろぐのをチラッと見ながら、自分は忙しいから（きっと行く先の予定はなくその日その日を彷徨って生きて来たのに?）興味ないしと言う感じの表情で通り過ぎていたハンサム番長猫で、いつも気になり寒波や灼熱や台風の時には悲しい気持ちで過ごしておりました。せめてTNRのチャンスをと、庭先にご飯やお水や寝床を準備してタイミングを待っていたのですが、寝床横で息絶えた様に横になっている彼を見つけ、間に合わなかったか..と自責の念に駆られながら駆け寄ったところ、衰弱していたせいか、なでなでさせてくれそのままキャリーで保護出来ました。大変人懐こいお膝お腹乗り猫だと分かりましたがエイズのキャリアの子でしたので、私の保護動物活動に協力的な先住の子がいない私の親友が里親に迎えてくれる事となりました。ガリガリでしたがよく食べ始まり体力もついて太ってこれましたが交通事故の後遺症の様子の大きな傷と膀胱の機能障害が見られ、血尿の治療も開始しています。

地域猫の現状に悲しみ苦しみ、何が出来るか何をしたいかを考えて過ごす中で、気持ちと労力は注げても、経済的に沢山の子をレスキューすればするほど無理が生じて現実に押しつぶされてしまうのでハナコプロジェクトの仕組みを使わせていただき、大変助かりました。今回の様に他の医療費に所持金を注げました。今回はリリースせずに里親様に繋げましたが、これからも苦しい暮らしの野良猫がいなくなる日本になる様にもがき悲しむだけでなく、勇気を出して自分に出来る事は行動して行きたいと思っています。動物との優しい美しいライフスタイルをいつも楽しみに拝見しております。これからもどうぞ宜しくお願い致します